良い記者との出会いが情熱の連鎖を起こす

広報の醍醐味は何ですか?と言われたら、私はこう答えます。


「思いと思い、魂と魂がぶつかり合うような取材ができて、その記事にものすごい熱量を感じ取ることができて、その記事を読んだ読者の方に共感が広がって反響が届き、その反響を手に取った自分たちが、僕らの進んでいる方向性は間違っていなかったのだと確信して、またお客様のためにもっと良い仕事をしようと、経営者も社員もアクセルを踏み進んでいく・・。この一連の情熱の連載に自分が関わることができること。」


付け加えると、同じような問題意識を抱えていたり、自分たちが目指すことに心から共感してくれる記者は必ずいます。数え切れないほどの記者がいる中で、その記者を探し出し、出会えたこと自体が幸せなことで、そういう記者との取材は本当に楽しいです。


この情熱の連鎖が大好きで、だから広報の仕事がやめられないんですよね。


そのベースになるのは記者との信頼関係、自社(クライアント)との信頼関係があってこそです。信頼関係は一夜にしてならず。緊張感ももちろんありますし、掲載後の反響は決してプラスのことだけでもありません。でも、同じ方向を向いている記者の記事なら、たとえ外からネガティブな反響があったとしても、記者が応援してくれていると思えることで、自分たちは間違っていないと確信することができますし、ブレない軸を持っていれば、ポジティブに対応することができます。


そうやって、自分も組織も記者も成長していける取材を増やしていきたいです。

Nakamura Mayumi

フリーランスPR。広報・PRビジネススクール、金融ベンチャーの広報を経て2017年に独立。10年以上培ってきたマーケティング&コミュニケーションのスキルを活かし、「コミュニケーションの力で企業の課題を解決する」をビジョンに活動。独立後は、大手外資製造業、ベビーシッター、金融、デザイン会社等、様々な分野のコーポレートPR、ブランディング業務に携わる。プライベートでは2児の母。立教大学GLP兼任講師。

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